横浜市記者発表 平成26年度新たな横浜市指定文化財について


横浜市教育委員会は、平成26年10月17日に「平成26年度新たな横浜市指定文化財について」を発表した。

記者発表資料 [ PDF形式、538KB }









横浜市記者発表資料


平成26年10月17日
教育委員会事務局
生涯学習文化財課

平成26年度新たな横浜市指定文化財について



横浜市では、横浜市指定文化財として「木造観音菩薩立像」などの4件を、登録地域文化財として「旗本能見松平家の墓所」の1件をけっていしました。なお、今回の指定・登録により、横浜市指定文化財は156件、登録文化財は93件となります。
☆11月5日(水)の告示をもって正式に指定・登録されます☆


指定/登録種別名称及び員数 所在区
指定 有形文化財(彫刻) もくそうかんのんぼさつりゅうぞう
木造観音菩薩立像
港南区
有形文化財(書籍・典籍) まんだらほんぞん にちゆうひつ
曼荼羅本尊 日祐筆
金沢区
有形文化財(歴史資料) いたまんだら にちゆうひつ
板曼荼羅 日祐筆
金沢区
無形民俗文化財 つるみがわりゆういき まわりじぞう
鶴見川流域の廻り地蔵【追加指定】
都筑区
登録 地域史跡 はたもとのみまつだいらけ ぼしょ
旗本能見松平家の墓所
泉区



平成26年度 新指定文化財概要



☆指定文化財は文化財保護審議会で「国・県指定文化財以外の文化財のうち横浜の歴史、文化
 または自然を理解する上で重要なもの」と判断されたものです。

1 もくぞうかんのんぼさつりゅうぞう
  木造観音菩薩立像 1躯(彫刻)  ≪平安時代後期≫

  所有者:宗教法人 光明寺  所在地:港南区日野七丁目19番19号
   宝冠に化仏(けぶつ)をあらわした観音菩薩像である。程々かな表情、丸みを帯びた肩や控え
  めか内取り、浅い衣文(えもん)の彫法などに平安時代後期の特色がうかがわれるが、全容をカ
  ツラの一打から彫り出し、内刳(うちぐ)りもほどこさない一本造りの構造は当時としては古様
  である。像容の改変も少なく、本市の美術史上、文化史上に貴重な遺品である。


画像



2 まんだらほんぞん にちゆうひつ
  曼荼羅本尊 日祐筆 1幅(書跡・典籍)  ≪南北朝時代 康安元年(1361)≫

  所有者:宗教法人 上行寺  所在地:金沢区六浦二丁目2番12号
   日蓮宗寺院で広く用いられる曼荼羅本尊は、宗粗目蓮が、法華経を本尊とする独白の教義に基
  づく礼拝対象を、文字曼荼羅の形式で書き表したものを原型とする。髭題目(ひげだいもく)と
  呼ばれる特徴的な書法の題目を中心にして、周囲に法華経を守護する仏神や、歴代の先師を勧請
  する。木品は六浦上行寺に伝わる最古の曼荼羅本尊であり、南北朝時代以降の地域の歴史を考え
  る上で重要な文化財である。


画像



3 いたまんだら にちゆうひつ
  板曼荼羅 日祐筆  1面(歴史資料)  ≪南北朝時代 応安3年(1370)≫

  所有者:宗教法人 上行寺  所在地:金沢区六浦二丁目2番12号

   ヒノキの一枚板の表面に、日蓮が創口昌した題目曼荼羅(だいもくまんだら)を刻む、いわゆる
   [板曼荼羅]「板本尊」である。中山法華経寺(千葉県市川市)三世目礼(1298~1374)の署名
  と応安3年(1370)の年紀も刻まれており、筆者や制作年も明確である。鎌倉の外港として都市
  的発展をとげた六浦の法華信徒の組織化を示すとともに、南北朝時代の六浦の在地社会の様相を
  伝える文化財として価値が高い。


画像



4 つるみかわりゅういき まわりじぞう
  鶴見川流域の廻り地蔵(無形民俗文化財)<追加指定>

  保存団体:池辺町ハ所谷戸(はっしょやと)自治会
   廻り地蔵とは、一体の地蔵を順次家から家へと送り、滞在中はその家のみでまつる民俗行事で
  ある。昨年度指定された「鶴見川流域の廻り地蔵」の1つである。急速に市街地化か進み、新し
  い住民が多数を占めるなかで、地域に古くから居住してきた家々の村落組織を基礎に行われてい
  る注目すべき民俗文化財である。

画像
画像


平成26年度 新登録地域文化財概要


☆登録地域文化財は「地域の方々が大切に守ってきたもので、地域の歴史を知る上で必要な文
 化財」と判断されたものです。

はたもとのみまつだいらけ ぼしょ
旗本能見松平家の墓所(地域史跡)

所有者:宗教法人 宝心寺 所在地:泉区和泉町3193番地(宝心寺境内)
 宝心寺は、慶安4(1651)年に当時の鎌倉郡和泉村の領主である松手前左衛門品書(まさよい
が浄土宗知恵院の末寺として再建した寺院である。松手前左衛門品書は、三河国能見松平家の6代
目で、宝心寺を開基した際に能見の観音寺から5代庄衛門昌利(まさとし)の墓を宝心寺に移した。
以後、当地には5代(昌利)から15代(光哉:みつちか)までの歴代の当主とその妻の墓石など計
21墓(五輪塔を入れると22墓)かおり、「宝心寺の殿墓」と呼ばれている。


画像




    お問合せ先
    教育委員会事務局生涯学習文化財課長  石田 英昭
    Tel 045-671-3236






"横浜市記者発表 平成26年度新たな横浜市指定文化財について" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント